こんにちわ、yu-jiです!
突然ですが登山の楽しみはなんでしょう?
人それぞれありますが、私がおすすめしたいのは「食事」です。
頑張って山頂まで到達して、へとへとになって帰る。それだけでは登山は文字通り味気ないものです。
せっかく山頂の景観を楽しむなら、美味しいご飯も一緒に楽しみたいと思いませんか?
だけど山小屋がない山も多いですし、下山してからだと荷物も多いし、服だって汚れているかもしれません。
だったら発想を変えて山で楽しんでしまいましょう!そこで今回は山ごはんの初心者入門編として、
・登山用の調理器具
・メスティンについて
・初心者でも楽しめるメスティンを使った山ごはん
これらのことを簡単に紹介します。
山ごはんは初心者が次のステップへ進む準備になる
ピークハントや長期縦走も楽しいものですが、初心者がなんの準備もなくいきなり挑戦するのは難しいでしょう。
装備などの準備だけでなく、体力や経験などが必要になります。
そこでまずは日帰りの低山で大きめの荷物を背負う感覚を掴むため、私は山ごはんをおすすめします。
いきなり高い山に登ったり、縦走に挑んだりするのではなく、低山で練習をしておくのです。
また、普段は標高の高い山を好む人や縦走をしている人で、日帰りの低山では物足りないと感じるなら山ごはんに凝ってみるとよいかもしれません。
食材と水を多めに持っていくことで食事が豪華になり、その重量で負荷がかかるのでトレーニングにもなるはず。
食べてしまえば食材はなくなりますから、帰り道は少しだけ楽になります。
ただし、食べ過ぎには要注意!
簡単に、安く、手入れが簡単な道具がおすすめ
初心者には簡単に使え、手入れが簡単なものをおすすめします。
しかし、機能的な登山用品は値が張るもので、決して安い買い物にはなりません。
一般的に登山用のガスストーブ(バーナー)は点火も火力調整も簡単ですが、安い物でも5000円前後の価格帯で販売され、燃料は別売りです。
そこで私が追加としておすすめしたいのが固形燃料です。100均でも売っていますよね。
安価で手に入る反面、火力の調整ができず、消化も簡単ではありません。
しかし、ガスストーブひとつで全ての調理を行うよりもずっと効率的で、経済的ではないでしょうか。
それぞれの利点と欠点を補うように使えれば、山ごはんの幅が一気に広がります。
ポイント
・ガスストーブ(バーナー)は優秀だが高い。
・固形燃料は安いが、点火後の扱いか難しい。
・五徳と合わせても固形燃料の方が安上がり。
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【スペースを作りだせ!】キャンプのコンパクト調理器具10選
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こちらの記事に紹介しているので良かった参考にどうぞ!
山ごはん初心者におすすめしたいメスティン
メスティンについてご存じでしょうか?
アウトドア愛好家の間で評判になり、私も愛用しています。今や多くの人が愛用し、アウトドアの定番アイテムとして登山だけでなく、キャンプなどでも活躍しています。
そんなメスティンは「トランギア」というメーカーが発売した飯盒(はんごう)です。
通常の1.8合まで炊けるサイズと、3.5合までのラージメスティンがあり、登山では通常サイズが好まれているようです。
メスティンの最大の強みはご飯を炊くこと以外にも使えることでしょう。
炊く・炒める・煮る・蒸すといった様々な用途に使用可能です。また、アルミ製で熱伝導率がよいため、アルコールバーナーでもご飯が美味しく炊けます。
なによりも、メスティンは人気があるアイテムであるため、レシピや様々な使い方を簡単に調べることができます。また、比較的安価なため初心者も手に取りやすいことも魅力でしょう。
始めはセットなどのお手軽なものを購入すると良いですよ(^^)/
ポイント
・メスティンは価格が安い(1600円・税抜き・公式販売価格より)
・飯盒でありながら、炊く・炒める・煮る・蒸すなど用途が広い。
・アルミ製で熱伝導率がよく、様々な燃料で美味しくご飯が炊ける。
・人気アイテムであるため、レシピなど情報が手に入れやすい。
メスティンを実際に使う前に必要なこと
メスティンは多くの人に愛好されていますが、ひと手間かけることでより使い易く、そして長持ちします。
メスティン愛好家はこの工程を「育てる」とも言い、愛情を注いでいるようです。
メスティン自体が比較的安価ですが、長く使えるのでこのひと手間を惜しむ必要はないでしょう。
必要な工程は、
・バリ取り
・シーズニング
たったの2つだけです。
それぞれの工程を項目に分けて解説します。
バリ取り
バリ取りとは加工の過程で発生した金属の残留物や付着物を削り取ることです。
買ったばかりのメスティンは縁がザラザラしており、使っている時に指を傷つけてしまう可能性も十分にあります。
そこでサンドペーパーで縁のざらつきがなくなるまで研磨する必要があるのです。
ポイント
・目の細かいサンドペーパーと軍手などを用意する(100均のもので十分)。
・本体と蓋の縁をサンドペーパーで研磨する。
・指で触り、ざらつきがなくなればok
シーズニング
シーズニングは鉄製の鍋などを油に慣らす工程のことですが、メスティンの場合はお米のとぎ汁を使います。
この工程を行うだけでアルミの匂いを軽くし、火にかけた際の黒ずみを防ぐことができるのです。
ポイント
・米のとぎ汁をメスティンが浸かる量を鍋に貯める。
・メスティン全体を米のとぎ汁に浸し、火にかける。
・15分から20分ぐらい煮込む。
コンビニを利用すると簡単にレシピのバリエーションが増やせる
登山の時には食材をたくさん持っていくと負担が増してしまうので、初心者には炊き込みご飯や混ぜご飯をおすすめします。
私が最初に山で試したのは、コンビニで買えるきんぴらごぼうを一緒に炊くだけの簡単炊き込みご飯です。
そのままだと味が薄くなってしまうので、少しだけ塩を足したら丁度いい味付けになりました。
他には塩鮭とみょうがを一緒に炊くなど、調理の手間をできるだけ減らし、ごみを出さずに作れるものを色々と試しました。
自分だけのオリジナルレシピを作るのも楽しいですよ!
ポイント
・初心者は炊き込みご飯や混ぜご飯が簡単でおすすめ。
・コンビニ食材を使うと簡単。
火の扱いに要注意。火傷だけでなく、山火事になってしまう場合も
自宅で調理をしていると、どうしても火は簡単に管理できるもののように思ってしまいます。
しかし、登山を始めとした野外で火を使う場合には、「火は思い通りに管理できない」ということを念頭に使うべきでしょう。
特に登山の最中に使う場合は注意が必要です。
管理されたキャンプサイトなど違い、消火も簡単ではありません。
最悪の場合には大規模な山火事などに発展し、取り返しのつかない事態になるかもしれません。
火を使う場合は風向きや天候、周囲の状況に十分注意して使いましょう。
まとめ
最後までご覧頂きありがとうございました(^^)/
ポイント
・山ごはんは登山のステップアップにも繋がる
・ガスストーブは点火・消火が簡単。高価。
・固形燃料は安価だが、五徳などが必要。
・メスティンはバリ取り・シーズニングが必要だが、安価。
・山ごはんはコンビニの商品を使うと簡単。
・火の扱いには要注意。
・ごみは必ず持ち帰る。
登山初心者におすすめのメスティンについて紹介してきました。
メスティンがひとつあるだけで山ごはんの幅はかなり広がります。
ぜひ、山ごはんを食べるだけでなく、オリジナルレシピなどにも挑戦してみてください。
あ、最後にもうひとつだけ。
山でご飯を食べて、もしも残飯やごみが出たら必ず全て持ち帰るようにしましょう。
あなたがもう何度も山を楽しむため、他の誰かが楽しむため、とても大切なことです。