こんにちわ、ユージです!
今回は「ダッチオーブン」とその使い方・おすすめ料理をご案内していきます。
悩み
✔ ダッチオーブンの種類について知りたい
✔ 簡単レシピを知りたい
✔ 家族でキャンプを楽しみたい
こんな悩みを解決致します!
キャンプを扱ったテレビ番組やYouTubeなどでのソロキャンが流行っている昨今ですが、視聴しているとよく見かけるのが鋳物の黒い重そうな鍋「ダッチオーブン」。

この記事を読んで、お気に入りのレシピが見つかれば、キャンプがより一層楽しめるでしょう!
信頼性
これまで、釣り・登山・キャンプ・ダイビングなど様々なジャンルの経験あり。しっかり悩みを解決できるよう役立つ情報を発信致します!
【キャンプが一層楽しめる】ダッチオーブンでとは?
ダッチオーブン(英語: Dutch oven)とは、分厚い重たい金属製の蓋がついているお鍋で、
この蓋に炭火を載せて上下からの炭火の火力で調理する器具のことをいいます。
焼く・煮る・炒める・蒸す・揚げるなど、このお鍋1つで幅広い料理を調理することができるので、キャンプなどのアウトドア飯にはもってこいの調理器具です。
ダッチオーブンの種類
ダッチオーブンの素材の種類は大きく分けて
ダッチオーブンの種類
✔ 鋳鉄製
✔ ステンレス製
✔ 黒皮鉄板製
の3つがあります。
キャンプ料理初心者でも簡単に扱えるのは家庭でも使いやすいのはステンレス製ですが、
シーズニングという油をしみ込ませるダッチオーブンなどは鋼鉄製、その中間点が黒川鉄板製といった感じです。
メモ
鋳鉄製のものは、snow peak(スノーピーク)、logos(ロゴス)、Coleman(コールマン)、CAPTAINSTAG(キャプテンスタッグ)など。
最近は安価で購入できるものがニトリやネットで販売されているので、気軽に自宅でもダッチオーブン料理を試してみることができるのは嬉しいですね。
大きさや重さ、持ち運びのしやすさなどありますが、一番重要な点は本体と蓋の嚙み合わせです。
安価な物ほどこれが甘く、水蒸気である程度は気密を確保出来ますが「ガタツキ」が無いか確認が必要です。
高価で、しかも重たい「ダッチオーブン」がただのコレクションにならない様、使いやすい物を吟味して購入しましょう。
ダッチオーブンを使ったおすすめレシピ10選
さて、ここからはダッチオーブンを使用したレシピについて紹介していきます!
どれも食材から作り方まで簡単ではありますが、記載しているので参考にしてみてください(^^)/
お手軽!バーベキューカレー
BBQとカレーのコラボというなんともファミリーキャンプにピッタリな一品!
お野菜の仕込みなどは子供でも出来ることも多いので家族で作ることが出来ます。
また、キャンプで用意してある具材を入れるだけなので準備も非常に楽です!
材料 ※(約4人分)
・焼肉用の肉 600g
・玉ねぎ 1個
・にんじん 1/3本
・ジャガイモ 2個
・ニンニク 1かけ
・水 750ml
・カレールウ 1/2箱
・お米 3合
作り方
1.にんにくは薄切り、玉ねぎとにんじんは輪切りにします。
2.ダッチオーブンで湯を準備し、沸騰したら一旦火からおろしてルウを溶かして弱火で煮込みます。
3.網で肉と野菜、にんにく等を軽く焼きます。
4.先ほどのダッチオーブンに、焼いた肉と野菜、ニンニクを入れてよく混ぜて完成!
・・・大型のダッチオーブンでカレーを作ると多くの場合「作りすぎ」ます。
食べられる量を必ず確認しましょう。
豪快料理!鶏の一羽丸焼き
鶏が丸々入ったお鍋には男のロマン(夢)が詰まっています。
意外と調理も楽で、是非とも試してもらいたい一品です。
こういう料理ってキャンプの時くらいにしか作れないですよね。
※ 材料 ※(4~5人分)
・丸鶏 1羽
・ニンニク 1つ
・玉ねぎ 2つ
・ジャガイモ 2つ
・にんじん 2本
・パプリカ(黄) 1つ
・パプリカ(赤) 1つ
・クレイジーソルト 適量
作り方
1.丸鶏に焦げ付き防止のためオイルを薄く塗り、ダッチオーブンに詰めます。
2.丸鶏の廻りに切った玉ねぎ、ニンニク、ジャガイモ、パプリカなどの野菜を入れます。
3.蓋を閉めて1時間ほど様子の見ながら加熱します。
4.上蓋に炭を載せて様子を見ながら、30分ほどさらに加熱します。
5.クレイジーソルトをふりかけて完成!
・・・丸鶏ってクリスマス位しか見かけない先入観がありますがイオンなどのお肉売り場に1,000円位で結構あります。
我が家は割引シールを狙って遅めに行き安くゲットします。
こちらもカレー同様に「量」が問題です。出来れば大人数の時におすすめします!
海の幸たっぷりのブイヤベース
本格的な料理をキャンプでも楽しみたい方におすすめ。
魚貝類とトマトの香りがキャンプ場での食欲を掻き立ててくれます。
海鮮が手に入る海沿いのキャンプ場で食べたい一品です。
※ 材料 ※(4人分)
殻付きエビや貝 5~10匹
白身魚 4匹
ジャガイモ 2個
玉ねぎ 1個
ホールトマト缶 1個
にんにく 1かけ
オリーブオイル 大1
鷹の爪 適量
白ワイン 200cc
水 150cc
コンソメキューブ 2個
クレイジーソルト 適量
作り方
1.貝とエビなど魚貝類を流水でよく洗います。
2.野菜をエビ等の大きさに合わせて切ります。
3.にんにくをみじん切りにします。チューブでも可です。
4.白身魚を食べやすい適当な大きさに切って、塩コショウで下味を付けます。
5.ダッチオーブンに、にんにく、鷹の爪、オリーブオイルを入れて中火にかけ、香りが出るまで炒めます。
6.切った野菜を炒めて火が通ったら、白ワインを入れアルコールを飛ばします。
7.下処理した魚介類、水、ホールトマト、コンソメキューブを入れて蓋をします。
8.上蓋に炭を載せて、上下に加熱し煮込みます。
9.クレイジーソルトで味を整えて完成!
・・・スープ類は特に春・秋キャンプでおすすめです。
キャンプ場は朝晩が冷え込みますので暖かいスープは落ち着きます。
具材も最近はスーパー等でセット販売されています。
もっちり丸い自家製ちぎりパン
ダッチオーブンではなんとパンを焼くことも出来ます!
キャンプの朝ごはんに自分たちでイチから作った自家製パンを食べるなんて最高の一日の始まりですね。
※ 材料 ※(4人分)
強力粉 300g
砂糖 大2
塩 4g
牛乳 210 g
ドライイースト 5g
マーガリン 30g
作り方
1.大きめのビニール袋にマーガリン以外の材料を入れて、ダマがなくなるまで手で混ぜます。
2.1つにまとまってきたらマーガリンを追加して、さらに混ぜ込みます。
3.そのまま5分ほど常温で放置します。
4.テーブルなどでそのまま手で力強く捏ねます。
5.こねた生地を1つにまとめて30分ほどそのまま発酵させます。
6.生地を8等分位にしてから、手で丸めて、10分ほど休ませます。
7.ダッチオーブンに網とクッキングシートを準備して、丸めたパン生地を蓋に当たらない様並べて、さらに30分ほど発酵させます。
8.生地が2倍位に膨らんだのを確認したら蓋をして加熱します。
9.蓋に中火になるよう炭を置いて、下は弱火で加熱します。
10.時々蓋を開けてパンの様子を見ながら、表面にキツネ色に焼き色がつけばクッキングシートを乗せて再度蓋をしめます。
11.中まで火が通れば完成!
ポイント
1~5までは事前に自宅で仕込んでいると当日洗い物がでなく便利です。
自宅で仕込む場合は6まで行い冷凍しておくと便利です。
焼目が付いてくると進みが早くなります。焼きすぎに注意が必要です。
我が家は忘れて丸焦げにしたことが数回あります。
放置で簡単!塊肉のローストビーフ
一見、作るのがとても大変そうに思えるローストビーフですが、
ダッチオーブンで作れば意外と簡単に作る事が出来ます。
外で食べるローストビーフはまた格別です!
※ 材料 ※(4人分)
牛ブロック 2kg
塩コショウ 適量
オリーブオイル 適量
市販のソースなど
作り方
1.牛ブロックは焼く前に常温に戻しておきます。
(日光に当たらないよう注意しましょう)
2.牛肉全体に塩コショウを揉みこみ、10分ほど味を馴染ませます。
3.ダッチオーブンを加熱し、牛ブロックの表面全体をまんべんなくしっかり焼きます。
4.全体に焼き色が付けたら、一旦肉を取り出します。
5.ダッチオーブンの底に網を敷き、その上に焼き目のついた牛肉を置きます。
6.上蓋をしてから炭を置き、30分ほど加熱します。
7.火からおろして肉を取り出してアルミホイルでしっかり包み、
余熱で更に20分ほど火を通します。(冬場ならアルミホイルの上からタオルで包みます)
8.出来上がった肉を薄く切り分けて完成!
9.ソースは市販のものや、ポン酢、ゆずコショウなどお好みのものでどうぞ。
・・・ローストビーフはとんでもなく奥深いです。
味付けもそうですがお肉の部位でも味わいが変わってきます。
レパートリーとしては豚肩ブロック肉も違った美味しさです。
(バラは脂が多く、ロースは逆に脂が無いのでカタがおすすめです。)
トマト風味のロールキャベツ
キャンプでちょっと凝ったメニューが作りたい方におすすめ!
おしゃれな一品は玄人感漂うキャンプに仕立ててくれます。
寒い時期などは心から温まる「お鍋」系がおいしいです。
※ 材料 ※(4人分)
きゃべつ 1個
合い挽き肉 400g
卵 1個
玉ねぎ 1個
にんじん 1/2本
パン粉 大5
牛乳 大5
トマト缶 1つ
コンソメキューブ 2つ
白ワイン 50cc
ローリエ 1枚
パセリ 適量
作り方
1.ダッチオーブンでお湯を沸かしきゃべつを入れて柔らかくして、芯を取り除きます。
2.玉ねぎとにんじんをみじん切りにして炒めた後、冷ましておきます。
3.ビニール袋に合い挽き肉、パン粉、牛乳、卵、塩コショウを入れて粘りが出るまでよく捏ねます。更に冷めた玉ねぎとにんじんを入れてさらによく捏ねます。
4.柔らかくしたきゃべつを広げて、先ほどの「タネ」を中央にのせて芯の方から巻いていき、つまようじで止めます。
5.ダッチオーブンに隙間がないように詰めこみます。
6.トマト缶、コンソメキューブ、白ワイン、最後にローリエを入れます。
7.上蓋をして炭を置き、加熱していき、沸騰してきたら弱火にして1時間ほどさらに煮込みます。
8.塩コショウで味を整えてパセリをふって完成!
ポイント
キャベツに巻く「タネ」部分は自宅で仕込みすると現場での手間が省略出来ます。
キャベツを巻く作業は子供でも出来るので「お手伝い」にはもってこいです。
残ったスープにご飯ととろけるチーズを足してリゾット風で絞めると
最後まで満足出来ます。
コールマン推薦!チキン南蛮
アウトドアメーカーのコールマンが教えてくれるダッチオーブンで作るチキン南蛮です。
油を使った料理は跳ねるので家ではなかなか…という方も、
キャンプでなら汚れを気にせず楽しめます。
※ 材料 ※(2人分)
鶏もも肉 2枚
塩コショウ 適量
酒 大3
強力粉 適量
油 適量
キャベツ 適量
<南蛮酢>
酢 大2
砂糖 大2
しょうゆ 大1
タルタルソース(市販)
作り方
1.鶏もも肉をビニール袋などに入れて、塩コショウと酒をまぶして揉みこみます。
2.南蛮酢の材料をビニール袋に入れてよく混ぜ合わせます。
3.鶏もも肉強力粉をまぶして、余計な粉を叩き落とします。
4.ダッチオーブンを加熱し、油を170~180度まで温めます。
5.鶏もも肉を加熱した油に入れて、上蓋をして弱火で10分ほど揚げます。
6.蓋をはずして、鶏肉を裏返してさらに10分ほど揚げます。
7.油をきり、南蛮酢に漬け込みます。
8.タルタルソースを載せて完成!
・・・最大の問題は「油」の処理です。
キャンプ場では処分出来ないので持ち帰るか、凝固剤で固める方法があります。
ネットを検索すると自作「キャンドル」を作っている方も居ます。
自作出来るので子供とチャレンジしてみても面白いですね。
特製!石焼き風ビビンバ
自宅では難しい石焼きビビンバも、ダッチオーブンがあれば比較的簡単に作ることが出来ます。
材料があればあるほどより本格的に仕上がります。
やはり、お焦げが出来る事がとんでもなくうれしいです。
※ 材料 ※(4人分)
ご飯 4杯分
豆もやし 1/2袋
ほうれん草 1束
にんじん 1/4本
ゴマ油 適量
コチュジャン 適量
細切れ牛肉 100g
塩コショウ 適量
キムチ 適量
作り方
1.にんじんは千切りにして、豆もやし、ほうれん草と一緒に茹でます。
2.茹で上がったら、ゴマ油とコチュジャンであえます。
3.牛肉を塩コショウで炒めて、コチュジャンで味付けをします。
4.ダッチオーブンを加熱し、ご飯を入れて具を載せます。
5.キムチやコチュジャンを盛り付けして完成!
6.混ぜながらお焦げを作ったり、卵の黄身を入れてもおいしくです。
・・・自宅でやってもビビンバにしかなりませんが「ダッチオーブン」を使うと
「お焦げ」が作れます!
妻がお焦げ好きなので、一回するとハマってしまいしつこくせがまれます。
ダッチオーブンでは量が多いのでスキレットで少量作っています。
鶏手羽薫製
ダッチオーブンで薫製もできてしまうのか!と驚きですね。
ウッドチップを持っていくことで様々な薫製料理を楽しむこともできます。
※ 材料 ※(4人分)
鶏手羽中 600g
がらあじ鶏がらスープの素 小2
塩 小1
粗びきこしょう 小1と小1/2
サラダ油 大1
好みのウッドチップ 適量
作り方
1.ビニール袋を2重にし鶏手羽中を入れ、調味料とサラダ油を入れてよくもみこみ、
15分位おいて味をなじませる。
2.ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷き、お好みのスモークチップを置く。
3.底上げ用の網を敷いて焦げ付き防止の油を塗っておきます。
4.網に皮を下にして少し隙間を空けて並べる。
5.蓋をして上下に炭を適量置いて煙が出たら10分から20分スモークをかける。
(脂でチップが炎上しないように火加減には注意が必要です)
6.肉に火が通り、好みの色が付いたら出来上がり。
・・・薫製は手羽もと以外にも様々な物が調理出来ます。
おすすめはポークリブやササミです。
燻製することで食材のうまみが凝縮されて、驚きます。
焼きリンゴ
デザートもダッチオーブンで作ってみましょう。
ダッチオーブンを使って本格的な焼きリンゴも作ることが出来ます。
※ 材料 ※(1人分)
リンゴ 1個
レーズン 小2
ナッツ 適量
砂糖 小0.5
バター 小0.5
シナモン 適量
作り方
1.リンゴを皮のまま綺麗にあらい、上1/4をふたにする為切り取る。
2.リンゴの芯部分をくりぬき、蓋部とともに塩水に漬けておく。
3.くりぬいた部分にふたがちゃんと閉まる程度にレーズン他具材をすべて入れる。
4.ダッチーオーブンにクッキングシートをひき、焼き20分、余熱20分。
・・・正直言って作るまではあまり期待していませんでした。
いい意味でその期待を大きく裏切ります。
バーベキューで脂っこくなった口にはイイ感じに甘味が広がります。
まとめ
最後までご覧頂きありがとうございました(^^)/
とても便利なダッチオーブンですが、使用方法で幾つか注意点があります
ポイント
■新品の「シーズニング」は不要記載でも必ずしましょう。
・・・シーズニングフリーの商品も多くありますが錆止めのワックスが残っています。
気にする程ではありませんが念のため行いましょう
■使用後の洗剤は厳禁。樹脂タワシで洗いましょう
・・・台所洗剤を使うと表面の油膜ごと洗い流してしまいます。
金属たわしも表面に小傷が付きます。共に「サビ」の原因になります。
■急激な温度変化は厳禁。自然冷却で
・・・強制冷却(水をかける)は金属表面の剥離や断裂など大きなダメージを負います。
■使用後は完全に乾燥させてから塗油して保管
・・・表面には見に見えない凹凸があります。湿気ていると「サビ」の原因になります。
■湿気対策は万全に。
・・・保管時の湿気対策も重要です。除湿剤や新聞紙などで対策しましょう。
■再使用時は塗布した油の除去を確実に。
・・・保管時に塗布した油は酸化していたり埃が付着しています。
綺麗に洗い流して使用しましょう
以上、「ダッチオーブン」が1つ有ればキャンプでの楽しみの1つである「ご飯」のレパートリーの幅が大きく広がります。
焼肉一辺倒で無く家族で楽しめる料理に挑戦しましょう!!